父と犬
2016年 07月 19日ブログ更新を控えていた訳ではないのですが、楽しいことばかり載せるのもなーと思っていたのも事実で、さて、復活の第一歩をどこから踏み出そうかと思っています。
この写真は父の入院していた病院の談話室からのもの。
尾道水道がよく見えて、とても綺麗ですが、初夏の太陽がとても暑かったのを覚えています。
暑くて暑くて病室にすぐ帰ったなー(笑)
はじめはスタスタ歩いて、しばらくして車椅子で。
父が亡くなって家に帰ってしばらくバタバタしていましたが、夜遅くに飼っていた犬に「ほら、お父さんが帰ってきたんよー」と顔を向けてやると、それが「父」だと気づいたんでしょうね、顔をペロペロペロペロベロベロベロベロ……ほら、もういいよ、ベロベロベロベロベロベロベロベロ…分かった分かった…ベロベロベロベロベロベロベロベロ…もうやめてくれ‼︎顔が傷む!
顔から手から足から…布を捲って舐めまわし、顔を突っ込んで舐めまわし、最後に父の目も舐めまわし、表情がおかしなってしまいました。
あんた、忘れとったんじゃろ…それで申し訳なくて今頃舐めて謝りょーるんじゃろ?
と声をかけました。
結局、犬はその晩父から離れずずっとそばにいて、しまいには父の冷たい足の上に乗って一晩明かしました。
しっかりお別れできたか⁇🐶
葬儀屋には無理を言って、ロビーに父の遺品を飾ってもらいました。
こんなことをしていた人だったんだよ、木工細工が好きでねぇ、ギターバカでねぇ…
葬儀でも音楽仲間が「浜辺の歌」を演奏してくれ、本当にいい葬儀になりました。
みなさんありがとうございました。
by dome_house
| 2016-07-19 21:20